世界でいちばん幸せな場所

NEWSが好きだよって

#想像することがみちしるべ

NEWS LIVE TOUR 2019 WORLDISTA、なによりもまず、映像化して実際のコンサートとなにも違わない状態で形に残してくださったNEWSと関係者のみなさまに心からの感謝を申し上げます。いつものようにはいかないことばかりだったでしょうし、喧々諤々の議論があったのではと想像します。関わってくださった方々のおかげで4人のNEWSが作ったコンサートを手元に置くことができます。本当に、ありがとうございます。

 

 

さて、ここ好き!ポイントや感じたことを書こうと思います。改めて観ながら書く。フラゲした日、複雑な気持ちになるのではないかとちょっと心配しながら観はじめたWORDISTAでしたが、存分に楽しんで観ました。たくさん泣きましたけど、まぁこれはいつものことなので。NEWS出てきただけで泣いちゃうんだよな。

 

エムウェーブ、すっごく広かったですよね。アリーナにどれくらい入るんだろう。こんなにたくさんのひとがみっしり入ってNEWSコールができていたことが、いまとなっては夢みたいです。ペンライトがきれいで初っ端の客席の映像だけで目頭が熱くなるわ。アイドルにはペンライトの海ばかりを見ていてほしいとけっこう真剣に思っているので、なんだか切ない。はやくあの日常の非日常に帰れますように。

 

NEWSのコンサートってすごく映像が凝っているなぁといつも思うんですが、今回もすごい。シンクロ率が上がっていくのワクワクしましたよね、わかりやすく会場のボルテージも上がるし。

一曲目の WORLDISTA は照明が好き。緑→赤+青 に変わっていくのとかたまらん。最後にどん!とツアータイトルを見せるのも演劇感があって好きです。さすがです。この衣装はこの曲でしか着ないのよねー。

ガイドタイムで大きな声を出しましょうと言われているのを見ながら、あの時代に戻りたいとまた思う。こうやってみんなでコールしたり歌ったりしがちなのがNEWSのコンサートの醍醐味です。やりたいけれど。

 

そういえば空飛ぶ車じゃなくて空飛ぶ船で現れたのびっくりしたな、と思い出す DEAD END。衣装はわりとパイロットか整備員さん。かわいいですよね、これ。空飛ぶからかな。わちゃわちゃしてるNEWSは癒しでしかない。weeek で揺れてるペンライトを見てまたあの時代に戻りたいと(略) 楽しそうすぎる、うらやましい!

NEWSのライブDVDって、Jr.の顔が本当によく映る。NEWSKOOL みたいに本人たちのそばにJr.を配置することが多いのもあるし、振付がそう作られているのだろうし、NEWSがわりとJr.が映るように引き込んでいるし。Jr.担を経験した身としては、これは嬉しいです。ちなみに世界でいちばんかわいい同担、今村隼人くんをめっちゃ見てしまう。うーん、かわいい。

イヤなこと忘れに来たんだろ? にぼろぼろ泣いてしまうUR…。この曲はやっぱりちょっと特別なのでね…、歌う会場にもそれを幸せそうに聴くNEWSにも涙してしまいます。あとシゲマスが歌うとき向かい合ってるのも好き。

 

インビジブル・ダンジョンの上から降りている線の映像がDNAにも神経にも見え、ここのお衣装の尻尾に繋がっているようにも解釈できて好き。きれい。アイギアのガイドの衣装のJr.が一緒に踊るのもいいよね。

みんな大好きDigital Love。かわいい。 これWhieコンをちょっと思い出す映像。こういうことがいくつになってもできるのがアイドルの良さだよなと思う曲です。

水の演出が美しい IZANAIZUKI はテゴマスが向かい合って歌うところが好きすぎて泣いてしまう。どうでもいいけどウォータースクリーンを見ると、嵐さんを思い出しますね。勿忘草みたいな曲をコンサートで歌えるのがNEWSの強みだと思う。

まっすーソロはうますぎてちょっと言葉を失う。すごいひとだよ…。

けいちゃんのソロはもうなんつーか、これが気に入らない小山担はいないと思う。けいちゃんのソロってわりと高確率でランウェイです。スタイル良すぎ。好き。かっこつけてるところも弱気ならgood byeもBeastポーズもどれもこれもとにかくかっこいいしかわいい。好き。はー、好き。大阪にお邪魔した日はてごちゃんに乗っ取られていて、大笑いした思い出。はー、好き。

 

桜のセットと映像が美しい。さくらガールほんといい曲だよなぁ…。ここの4曲はどれも切なくて心のどこかをきゅっと掴まれる感じがします。仮想空間にいて季節はいくらでも飛び越えることができるけれど、私たちには現実があることも示されている気がします。現実のような悲しみや悩みも WORLDISTA で味わい得る、ということかもしれないですね。恋愛も体験できるんですしね。いつだって追求されるのはリアリティ。サンタのいないクリスマスの、クリスマスツリーがきれいですよねぇ。これもセットですよね。2曲の間にこれを設置。スタッフの皆様ありがとうございます…!

 

MCはいつも面白いですよね。楽しそうなのよねNEWS。いつも高校生みたいで微笑ましいです。MC集が特典につくのもいいよな。ライブ衣装コレクションいつかあるといいですね、夢は広がる。

 

てごちゃんソロ、曲がそもそも好きですねー。顔に色を塗ったり落としたりする演出も好きでした。あと歌がうまい。

シゲソロはついスクリーンの文字を右から縦に読んでしまって、あっ、って思うのを繰り返しています(笑) ルリビタキが飛ぶ映像がきれい。そして終わり方が好きです。

Strawberry  →「生きろ」は味スタにタイムスリップしてしまう…。ジョイフル!で客席のピンク色が映るのがとてもいい。「生きろ」のイントロのけいちゃんの顔と、仲間の絆で3人に手を向けるところがたまらなく泣けてしまうし、衣装も照明もとてもシンプルで歌うことだけでここまで魅せることができるNEWSが好きだと思える演出です。この曲を歌うNEWSのエネルギーにいつも圧倒されます。

 

赤×黒の CASINO DRIVE、この衣装が私はこのツアーでいちばん好きです。ターンしたときの美しさよ。何度聴いても四銃士のイントロは鳥肌が立ちます。これもNEWSだから歌える気がしますね。ちゃんとしたクラシックだけどなぜかゲームっぽさもある曲だな…。Mr. WHITE いいですよねぇ。MVのエレベーター(?)繋がっていますかね。トップガンはなんといっても自信ありそうな全力の振りが好きです。けいちゃん見て、ドヤ顔でキレッキレですもん。Jr.のみなさんがついているのもポイントが高いです。まっすーのウインクはこのころからやっていたんですね。

 

NEWSコンによくある踊りのレクチャーは、レクチャーされてすぐに踊らないところがミソ(笑) 毎度ちょっと忘れてしまっていて申し訳ない気分になります。そしていつも、NEWSのファンってかわいいなぁと思います。みんな一生懸命。

 

まさかドラゴンが出てくるとは思わなかった FIGHTERS.COM。戦闘力を高めたいときに聴く曲です。ライブ終盤にこんな曲をもってくるんだからアイドルってすげぇや、と思います。Jr.も含めて12人がおそろしくかっこよくてびっくりしながら観て、こっちが息切れしますよ。ほんとかっこいい、これ。ドラゴンボール感もありますよね。続いて Wonder なんだからもう…! 呼吸する暇もありません。シゲがサングラスを外してけいちゃんがかけているのがちょっと面白い。Wonder はいつも照明が楽しみです。ギラギラしていて好き。SPIRIT の花が咲くような振付がものすごく好きで、つい泣いてしまいます。なんかすごく勝った気がするの。Jr.のみなさんが笑っているのもすごくいい。なんて美しいんだろう。たたみかけるようにサッカーソングが続いて、BLUE で俺たちがNEWS! をやったあと全員でぎゅっと集まってタオルを振っているところがとても好きです。コンサートって感じがする。新藤くんが泣いててほんとうにかわいい。

 

テンションが上がりきったまま GAME CLEAR でエンドロールかと思いきや、Love Story に繋げてくるんだから…。また明日ねのてごちゃんがかわいい。このときってまだ Love Story にファンの声が入っているって私たちは知らなかったんでしたっけ。それなのにサビ一緒に歌ってたのか…、さすがだNEWSファン。最後がこの曲なのも回収ばっちり。ログアウトしてもNEWSと Love Story は続くし、次は STORY だものね。

 

 

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観る前はどんな心持ちになるやらと思いましたが、WORLDISTA は WORLDISTA でしたね。純粋にひとつの作品として楽しむことができました。てごちゃんも、NEWSも、私の知っている彼らですしね。もう歌えなくなるのかなと思った曲は正直いくつかありましたし、そうだとしたら残念だと思いますが…、うん。てごちゃんにずっといてほしかったと強く思ってしまったのは「生きろ」で次々にメンバーそれぞれとハモっていくところでした。こんなふうに歌ってきたのになぁ、って。4人のSTORYも、観たかったなぁって。

NEWSのコンサートはいつも手で触れるんじゃないかと思うほど幸せに満ちていて、WORLDISTA も間違いなく世界でいちばん幸せな空間でした。…コンサート、行きたいね。他Gが配信であれコンサートを行っていると羨ましいと思ってしまったり、でもNEWSにはファンの顔の見えるところでやってほしいと強く感じたりもして。フクザツですね。こんなのおこがましいけれど、NEWSを幸せにしてあげたいんだよなぁ、コンサートで。

NEWSのパフォーマンスは美しいと思うんですが、宗教的な美しさと共に、肉感的な美しさが年々増していきますね。そこに存在することの美しさ、なのかな。いつかステージの上で死ぬのではないかと思うほどに全身全霊で歌うからか、いつもすごく生々しい。生きてる!って感じがする。あの圧倒的な熱量を目の当たりにするから、明日からも頑張ろうって気持ちになるのだろうな。けいちゃんが いやなこと忘れたか?とか、明日から頑張れよ!とか言ってくれるのが心底好きで、コンサートに行くともう少し生きられそうだと思えます。

あんなふうに愛してくれるのだから、お返しができたらなぁと思います。NEVERLAND, EPCOTIA, WORLDISTA, STORY と4作品にはっきり共通する「あなたはひとりじゃない」をそのまま返して、まだまだNEWSについていくよ、愛してるよ、と彼らに伝えられますように。

BEP療法1クール目【卵巣未熟奇形腫】

書こう書こうと思いつつ、ぼんやり過ごすうちに2クール目も休薬期間に突入しています。あらら。どなたかの参考になるやもしれんのでBEP療法の1クール目の体験談を書いておきますー。

昨日は小山さんが3時間もテレビに出ておられたのでご機嫌です。WORLDISTAの円盤発売も決まりまして、生きる理由が増えてありがたいことです。これで3クール目もがんばれますよ。

 

 

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さて、胚細胞腫瘍である卵巣未熟奇形腫の薬物療法として第一選択であるBEP療法。細かくは病院の方針によってレジメンは異なるかもしれませんが、以下一回投与量。㎡は体表面積です。私は1.5くらいです。

 B : ブレオマイシン 30mg/body

 E : エトポシド 100mg/㎡

 P : シスプラチン 20mg/㎡

BEPは3週間で1クールがよくある方法かと思いますが、私がかかっている病院では3投1休で1クールなので4週間かかります。休薬期間のあるなしは病院の方針によるようですね。私の場合は、卵巣未熟奇形腫の症例が少なくて休薬の有無で治療成績に差があるか比較ができていないのと、手術で片側卵巣を摘出しているしほかに病巣らしきものはなく転移の可能性は低かろう、再発の可能性は高くないだろうが治療方法はあるし、なるべく安全な方法で、とのことで。再発云々はどうだかねと思っていますが(笑) まぁふたクール投与してみた感じだと、休薬なしはきつかったかなぁと思います。

ブレオマイシンは肺障害を起こすので生涯で300mgまでしか投与できませんが、胚細胞腫瘍においては360mgまで投与可ということになっておりますので4クール行う方法もあります。私はとりあえず3クールの予定です。

投与スケジュールは以下のとおり。

 day1 : BEP,  day2-5 : EP ←入院

 day8, 15 : B ←外来

 

シスプラチンを5日間毎日ちまちま入れるんですが、こいつは腎障害を起こしやすいので余分なシスプラチンを洗い流すための輸液が24時間どばどば入りっぱなしの状態になります。ということは、1~5日目はずっと点滴を刺しっぱなし。

これがね!!! 超絶ストレス!!

なるべく刺されたくない(むろん医療スタッフ側も抗がん剤が入っているひとの刺しなおしなんてなるべくしたくない)一心で入っている点滴を全力で保護。私は血管が細いうえにいまいち出てこないタイプだそうで、5日間…もつかなぁ…とあらゆるひとに言われます。点滴さしたところが漏れたり抜けたりしないように動きの少ないところに刺すのが普通なんですが、いいところに血管が出ない私は手首付近に取られます。超困る。せめて動きの回数を減らせるように左腕にしてくれとお願いしております。

腎障害が起こっていないか見るために尿測もしなきゃならなくて(本当に必要かよ??と毎回疑っておりますが。嘘つかねぇよ尿回数…たいへんなんだよ尿量も多いんだから…)右腕に点滴さされたら絶対むりー。

心許ない血管を全力で守っているのでシャワーも我慢。すごく嫌だけど仕方ない…。

5日目の夜中にようやく点滴が抜けるので、そのときを一秒ずつ待っている感じで時を過ごします。5日間わりとずっと怠くて、テレビを見る元気もなくぼーっとしてました。

5日間がんばってくれた血管は、day6くらいから地味に痛みがありましたね。2週間くらい続きました。

 

点滴と尿測ストレスのほかに面倒なのが、胃の不快感。とにかくずっと気持ち悪い。

3日目の昼頃から食べられなくなりました。果物だけとか。おなかいっぱいな感じが続くので水分を摂るのもとても億劫で…。補液めっちゃ入ってるから飲まなくてもいいだろ、と乾燥に対応する程度にしか飲みませんでした。

シスプラチンが吐き気をがっつり催す薬なんですよ。いまは吐き気止めがかなり進化してきているので実際に吐いてしまうのは防いでくれるのですが、気持ち悪いのまですっきり取ってくれるところまではいかず。毎日入れられているのも影響していると思いますが、退院してからも胃がだるいので、day17くらいまで胃腸と相談しながらご飯食べてました。

ちなみに吐き気止めは、

 〇パロノセトロン 0.75mg (5-HT3受容体拮抗薬)シスプラ連投なので1日目と4日目に点滴投与

 〇デキサメタゾン 6.6mg (点滴) + 8 mg (経口)(副腎皮質ステロイド)毎日

 〇メトクロプラミド 15mg(D2受容体拮抗薬)内服、毎日

 〇アプレピタント 125mg → 80mg →80mg(NK1受容体拮抗薬)3日間内服

でした。フルコースだ! 

頓用で使ってねとロラゼパム(BZD受容体作動薬中間型)を出されていたのですが私はあんまり…。飲むと眠気がすごいのとぼんやりが増すだけで特に気持ち悪いのを軽減してくれる感じはしませんでしたね。まぁ、吐いちゃう!という恐怖心がある場合は効きそうですけど。ジプレキサなら適応もあるのにな~なんて思ったりしちゃう。

 

食事は、食べられるものを食べられるぶんだけ食べりゃいいと思っているのでさほどストレスではありませんでした。まったく食べられなくなると困りますけど、果物いけるならいいか、みたいな。

食べられるものとそうでないものもわりと毎日まちまちで、私はあまり傾向がありませんでした。果物は例外なく食べられたけれど。あと、ツナ。常に胃の容量がいっぱいな感じだったせいか、柔らかいものに箸をつけていたかもしれません。

 

ステロイドの量がかなり多い(max手前くらいですかね)ので、day3くらいからだるいのなんの。顔は赤くなってきますし、むくみます。フルムーンフェイスってこれかね、と思いながらぱんぱんの顔を眺めたりしていました。かわいくない! これがとれるのがday8くらい。

まぁこれは2クール目のとき気づいたんですけど、赤ら顔と怠さ(と、気持ち悪さの上乗せ)はエトポシドのアルコールも多分に影響していそうです。

 

ブレオマイシンはアレルギー反応が出やすい薬なので、かゆみやら発熱やらに注意が必要なのですが私はいまのところ無症状です。単体で投与する day8, 15 は投与前にアレルギー予防でソルコーテフ500mgをがっつり入れますね。

1クール目の day8 は休日だったので外来しまってるやん、ということで入院のまま投与してもらったのですが、気持ち悪い~~と訴えていたらデカドロンを継続で出してくれまして。ステロイド超入りました。

 

1クール目は全身のむくみもありました。左手と両足がぱんぱんでした。しゃがめない日もあったな、そういえば。day2の IN/OUT のバランスがとても悪くて。ちょっとがんばって水飲んじゃったんですよね。補液が終わったら食べていないこともあってどんどん痩せましたが、入院時から +2.6kg までいきましたね。利尿剤入れるかなと思いましたが、もともとは正常な腎機能だしまだ1クール目だから入れないよーと先生に言われました。

 

さて、こまこま書いてきましたが副作用の二大面倒だったのがこちら。

 

①脱毛

day13、シャワー時にいつもより抜け毛が多く、しかも黒々とした毛が抜けていることに気づく。

day14、抜け毛には毛根がついていないんだなぁとか思う。

day15、めちゃくちゃ抜ける。部屋にやたら髪が落ちるので腹立たしい気分になってくる。

day16、シャワーで流せば抜け、シャンプーすれば抜け、触れば抜け。シャワーをいつ終わればいいのかわからない勢いで抜け続ける。ついつい髪を触るので手ががさがさである。

day17、シャワーが憂鬱。息しているだけで抜けるのでイライラが止まらない。

day18、意を決してシャワーでしこたま抜いてみる。手櫛するとどんどん取れるの。これやると毛穴が曲がるらしくて、後々ウィッグ屋さんに行ったときに叱られました(笑) でもこのときは抜け毛ストレスがもう爆発寸前だったので後悔してません。きっとうねった髪が生えてきちゃうんだろうけど。もう仕方ないよ。自分の髪けっこう好きだったけどね。

 

もともと髪の量がかなり多いせいなのかわかりませんが、時間がかかっていると思います。つるっとすべて抜けたわけでもないですしね。まだうっすらありますよ。

すね毛も引っ張れば抜けますよ。抜けないのもありますけど。

投与前から、脱毛が本当にいやだ!!と思っていたのですが、脱毛に対するショックはほとんどありませんでした。想像しておいてよかったわ。それよりイライラが強かった(笑) こっちは想像していなかったしな。こらえ性がないのですね。いまはもはや、ないもんはしょうがないよ、と思っています。終われば生えてくるよ。人生初のショートヘアとか実はけっこう楽しみだよ(普段はボブ)。

あぁでも、入院中でなくてよかった、とは思いました。脱毛期が入院と重なっていたらとても精神的に落ち込んだと思う。だって風呂場どうするのよ! ベッドにいるときだって、使い捨ての帽子をかぶってすごすことになりますけれど、気になりますよね。

 

②骨髄抑制

起こるだろうなと思ってはいたのですが、想像よりずっとレベルが高かった!

day15 のブレオマイシンの投与で病院に行き、採血したところ、見たことないくらい白血球と好中球の値が少なかったです。というか、ほぼなかった。数値を見てしまってから「自分の身体を自分で守れない」恐怖に苛まれましたよ。

白血球のなかの闘う戦士たちが好中球なんですけど、こいつが100/㎣ 以下でした。わぉ。発熱は幸いなかったのですが、発熱性好中球減少症というやつのgrade4にあたる酷さ。やばい。

生ものや発酵食品は食べないようにしましたし近所のお買い物くらいしか出かけていませんでしたし、手洗いうがいは普通にしていましたし…。いやぁ抗がん剤ってすごいですね。こんなに根こそぎやれてしまうとは。

 

これはいかん!!ということでday15のブレオマイシンは投与することができず、スキップすることになりました。

その代わりにフィルグラスチムという、白血球を増やす刺激を与える薬を投与。皮下注射です。外出禁止なのに毎日これを打ちに病院に行かねばならぬ矛盾(笑) 文句は言えぬ。発熱したら入院です、と言われヒヤヒヤしながら生活しました。

投与2日目の朝から腰が痛いなぁと思っていたのですが、それが副作用でした。2日目の夕方頃から骨がまぁ痛くて痛くて痛くて笑ってしまうくらいで、夜はほとんど眠れず。こんなに骨髄が主張したことはないわ、と骨たちの存在をビシビシ感じる。そして関節も痛い。ついガイドラインや添付文書を読んでみて、骨痛の発現率が1-3% という驚きの数字であることに愕然としてさらに眠れず。嘘だぁ、こんなに痛いのに??

三日間連続で投与し、無事に好中球が戻りました。発熱もなんとか回避。はーー、よかった。脱毛とかぶっていたので絶対に避けたかったの、入院。

 

このレベルの骨髄抑制を起こしてしまうと、次回クールから抗がん剤の投与量が減量になります。抗腫瘍効果よりもちろん命優先。闘えない身体での感染症は恐ろしいわ。

 

 

 

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骨髄抑制から復活したあとはわりとなんともなく元気にのんびり過ごしました。またすぐ入院なんですけどね。

そういえば嫌だなぁと思っていた副作用、色素沈着はさほど起きませんでした。左手の薬指の付け根にぴっと横線が入ってしまったくらいかな。なにしたんだろ、指輪はしてないしなぁ。

入院したとき、そもそも珍しいBEPと私が同業者であることで病棟でちょっとした有名人でした(笑) いいんだけどさ。

 

休薬期間に24時間テレビがありまして、NEWSがカナリヤを初歌唱したのがたいへん嬉しかったです。感涙したその気持ちのまま次の入院へ。前回なんだかんだ書きましたけど、やっぱり好きなひとたちががんばってくれている姿は背中を押してくれるものです。

2クール目のことはまた後日書きますー。

 

 

 

 

 

病理検査の結果【卵巣未熟奇形種】とちょっともやもやする一ファンの心情について

手術を終え、退院してからだいたい二週間で病理検査の結果が出ました。

卵巣未熟奇形種って症例数が少なすぎて、参考になるデータがぜんぜんないのですよ。私の探し方がへたなのもあると思いますが…。

でもまぁとにかく、なんとか grade 1 におさまっていてくれと願いながら診察室に入った、の、ですが。

 

grade 3 でした。

卵巣未熟奇形種的には悪性度max。放置すれば再発率70%。

提示されるのはもちろん化学療法です。BEP療法と呼ばれる抗がん剤治療。

 

まぁね、わかってはいたんですけど。

grade 1-3 の内訳もわからないし、そもそもまれな疾患を引いた時点で悪性度も高そうな予感はしていたのですけれど。でも期待しちゃうじゃないですか。けっこうショックでした。grade 1 だったら抗がん剤治療はやらずに経過観察なんですよ。

BEPもね、おそらく未熟奇形種と言われたときから、抗がん剤やるならこれだと知っていたし印象として「キツイ」と思っていたからやりたくなかったので、grade 1で済んでいますようにと願っていたのですけれど。

無論、つらくない抗がん剤治療なんかありません。

不快に思われた方がいらしたらごめんなさいね。

 

どこかにまだ残っている可能性のあるがん細胞を叩くための補助療法です。

いまのところは3クールの投与が終わったら、あとは再発リスクと共に生きていく。(4クール目やりましょうと言われないことを祈っている。)

BEPを受けることでどれくらい再発率を下げることができるのか、明確なデータはありません。

おそらく効くとは思いますが、まぁ、おそらくでしかない、という言い方もできるな。

 

卵巣未熟奇形種は片側卵巣でとどまっていることが多いので、妊娠機能を残すため、もう片方の卵巣と子宮は手術で取らずに残してあります。

よってこれらは病理検査に出せないので、進行度は判別できないとのこと。たぶん「片側卵巣だけにおさまっている」Ⅰa であろう、くらいにしか思えません。

不安でいっぱいですな。

 

やらないという選択肢ももちろんあります。再発の可能性が高いことを承知して生きていくのであれば。

でも自分の年齢を考えると、やらないなんて選ぶわけがない。

 

本当かよ?と言われると困りますがおそらく、卵巣未熟奇形種の grade 3 なんて全国で年間10例くらいなんじゃないかと思われます。私がかかっている病院でも、数年ぶりのBEPみたい。

もともと精巣腫瘍で症例を積んで作り上げた投与方法なんですけど、これもさほど一般的ながんではありませんしね。

 

とりとめもなく書きましたが、まぁつまるところ表面上は冷静に受け止めているつもりですがそれなりに動揺しています。もう次の月曜日から治療はじまりますけどね!

先生が説明してくれた想定される副作用は、言われるだろうと思っていたものでした。

いちおうこれでも医療者の端くれなので私は言われた内容を理解したと思いますが、すべて初耳!!状態の母はなにを言われているのかわからない部分もあったようでICの席でうろたえていましたね。(わりと、それはどの抗がん剤でも言うよってことに動揺していた印象)(そりゃそうだ、どれが特異的かなんて知らんわな)

たいていの患者さんは医療知識が少ないだろうに、みなさんどうやって受け止めているんだろうなぁ。

 

私が最も憂鬱に思っている副作用は脱毛と色素沈着です。

見た目の変化ってひとからわかってしまうことももちろんですけれど、自分も視覚的につきつけられるじゃないですか。いやだなぁ。自分で言うのもなんだけど色白なんですよ…。

これらがいちばん嫌だと思ったとき、これまでさほどファッションやメイクに意欲的に取り組んでこなかったけれども、私も女の子なのだなぁと思いましたね。

気は進みませんが使いたいときないと困るので、ウィッグや医療用の帽子は入手しました。

 

吐き気は薬が進化しているから薬にがんばってもらうとして。

シスプラチンを使う以上どうしてもくっついてくる腎障害は一生懸命水飲んで排出するようにして。ブレオマイシンの肺障害はしっかり検査してもらうこととして。

口内炎や皮膚障害、神経障害はできる限り予防して。下痢は…うーん。

あとは骨髄抑制か…。これはどうしようもなく起こすだろう。G-CSFを入れてもらいつつ、絶対に感染症にならないようにがんばらなければ。これで私も高リスク群。まじでコロナかかってる場合じゃない。

エトポシドの二次性白血病は発症しないように祈っておこう。

 

わかっていても怖いし、もっとわかるのも怖いので、病理結果を聞いてからはいろいろ調べないようにしています。体験記なんて読んだら吐きたくなる。

入院するだけでも気持ちは落ち込みますから、前の病院で一緒にお仕事させてもらった精神科の先生にヘルプを送りました。おかしな方向に落ち込んだら助けてもらおうと思って。うつにならないように。

きっと味覚が変わったり倦怠感が強かったりして食べられなくなるでしょうから、やはり前の病院でお世話になっていた栄養士さんにもヘルプを送りました。食べられなくなったらアドバイスください!

 

不幸中の幸いで、うちの職場は休むことに対して寛大なのでお仕事はしっかりがっつりお休みをいただきます。

戻ったときなにもできなくなっていそうだけど。

しっかり休んで治してきなさいと皆さん言ってくださるのでお言葉に甘えます。

 

なんというか、やっぱり生きていたいのでがんばらないとね。

 

 

 

 

で、本来であればオタクである私は、舞台に行かれるように、コンサートに行かれるようにがんばろう、と思うはずなんですよ。

ところがいまはこのコロナの影響でエンタメの継続がいままでどおりにはできない状況にあります。

モチベーション!!!

 

嵐、NEWS、SixTONES を掛け持ちしています。

嵐さんは今年で活動休止するって言ってるし、最近の活動(の方向性)についていけない自分を自覚しているし、まぁテレビ見るくらいでいいかなぁと思い始めています。

SixTONES はかわいいと思っているけれど、なんというか、熱心なファンの皆さんの熱量にはついていかれない気持ちは前々からあって。申し訳ないなぁと思いつつ、CD買うくらいしかできていません。ごめんね、細やかにすべてを捧げられるファンじゃなくて…。でもかわいいと思っているし大きくなってほしいと思ってる。

 

愛の配分から言うと NEWS にいちばん多くを注いでいるのですが、近ごろいろいろなことがありましてね…。

本来であれば、私だってNEWSを支える!って言ってがんばるところだと思うんですけど、ごめん、いまはそういう前向きな感じじゃないの。できればNEWSから元気と愛情をもらいたいの。

でも、そういう状況じゃないじゃないですか。

彼らが一生懸命歌い続けようとしてくれていることは私にも伝わっていて、こんなにありがたいことはない、ありがとうと心から思っている。

しかし、いま、なにもなかったら、彼らは多くの人になんのてらいもなく勇気も元気も幸せも明日に向かう力も渡すことのできる存在であったはず。私も大手を振って、NEWSがコンサート会場で待っていてくれるからがんばる!と言えたはず。

 

…こんなふうに思うこと自体が、彼らを苦しくさせてしまうこともわかっている。

でもなんだか、悔しいのだよ。超自分勝手なのは承知で、いま私はNEWSに支えられたい。

彼らが元気で幸せに歌っていてくれて、それをそれなりに目撃することができればいいのに、と思ってしまう。

活動が止まっているわけではない。わかってる。ありがたいことだし、これまでNEWSが各方面でがんばってきたからこそ味方してくれる人々がいてくださるのだと思う。

 

それなのに、恐怖に立ち向かえるほどのものをNEWSからもらえていないと思ってしまう自分がとても悲しいし、申し訳ない気分にもなる。

勝手に好きになって勝手に心を注いでいるだけなのにね。

 

たとえば新曲が出るとか、WORLDISTA の発売日が決まるとか、そういう楽しみがあるだけでも、違うと思うのになぁ、なんて。

 

 

 

次に会うときがんばった私でいたい気持ちもみしみしと持っているので、ファンとはなんと勝手なものか!と自分を叱りつつ、きっとこれからも勝手にNEWSを好きでいるのでしょう。

はぁ~~??と思ったNEWSファンの皆さん、おっしゃるとおり。すみません。

 

けいちゃん、やっぱり会いたいよ。

私に「いやなこと忘れて」「明日からがんばれよ」って言って。お願い。

術後2日目~【卵巣未熟奇形種】

おー、ずいぶん間が空いてしまいました。

次の話を書く前にこっちのメモを終わらせておこう。

実際のところは手術からだいたい一か月が経ちました。体は問題なく元気です。

 

 

 

術後2日目からはご飯が解禁です! 意外に空腹感は強く感じずに過ごしていたのですけれど、いざ食べると旨いのでした。お粥からスタートです。

手術したばかりで腸がきちんと動くかわからないので、食べてないのに緩下剤飲めって言われるし(効くのに時間かかるからっていわれたけどそうかなぁ。水分を腸内にひいておこうぜってことなのかしら)、ガスが出たか毎回聞かれるし、あんまり言われると不安になるってもんです。

水も飲め飲めと言われます。まぁこっちも腸閉塞は困るので律義に指示に従う。飲んで歩く。ちなみに朝食はお粥だったけどおかずは普通でした。そんなもん?

それなりに落ち着いて一日を過ごす。けっこう元気でしたね。あまり痛みもなかったですし。

ただ、血尿は微妙にあり。というか、午前中はあり。

 

術後3日目、ようやく排便がありひと安心。2日で出るひとはかなり優秀なのだそうで、別に気にしなくてもよかったかなぁと思うものの、そもそも自分の家じゃないところでの排便は私はかなり嫌なので、この先思いやられるぜ…と気に病む。

血尿はやはり朝だけあり。止血まであと少しだな、とひとりほくそ笑む。看護師さんに言うと採尿しろと言われるものの、出るのはほんとうに最初のほうだけなので取り損ねたりしてあまり判断材料にならないのだった。勝手に経過観察にする。

あとはもう真面目に水分を取り、真面目に歩く。

おそらく夜間には空になっていたであろう硬膜外麻酔を抜いてもらいました。

なんだか知らんが寝違えたらしくて背中が痛かったので、体勢を変えたことで痛がっているうちに抜けてました。これで身軽です!

 

麻酔が抜けたことでシャワー浴が解禁になりました。うれしい。

さっそく取ってもらった予約時間でシャワーを浴びる。傷口はへそ下からまっすぐ11cmくらいかな? 傷に直角にテープを重ねて貼ってあるので、あまり全貌は見えません。先生も看護師さんも「きれいだね~」と言うのでたぶんきれいなのでしょう。

傷は泡で優しく洗えとのこと。濡らしていいんだってありがたい!

てっきり看護師さんが一緒にお風呂入るのかと思ったら放置プレイでした。まぁ担当が若い男の子だったからそれでよかったけど。なかにナースコールありますからね!と笑顔で送り出される。わかったー、困ったら名指しで呼ぶからー。

 

シャワーは短時間すぎて戦争ですが、さっぱりはした。手術の日から髪洗ってなかったのでべたべたでしたね。正直傷洗うより髪洗うほうに集中してました。

終わってからベッドの上のフックにバスタオルをかけていたら、ベッドに上ったのがバレてしまって担当の若い男の子に怒られました(笑) 危ないから! 乾燥機あるんで使ってください!! 

だよね、病人だったわ私。患者の転倒転落は医療事故に繋がるもんね。ゴメン。

 

ここから先は退院の日までひたすら、時が流れるのを待つ日々でした。

腹かっさばいて8日で退院するなんて正気か!!と思っていたけれど正気でした。むしろ後ろの三日くらいはずっと早く帰りたくて鬱々としていました。体は元気でしたね。この先のことも不安でしたしね。

ひたすら数独をやる日々。

思い出深いのは、退院前日に退院処方はいらんと言ったら担当看護師さん(おそらく1 or 2年目のかわいい女の子)にとても怪訝そうにされたこと。使わないってー。医療者だからいいか、と判断されたらしく特になにも言われませんでしたが。

 

 

 

入院中、カミュの「ペスト」を読んでいたんですがあまり入院中には向かない本でしたな。進まないことよ。

コヤシゲ表紙のalphaは入院中ずっとベッド傍に飾ってありました。コヤシゲのところだけすげぇ読んだ。雑誌を見たスタッフさんがけっこう話しかけてくれる(笑) でもいいかい、てごちゃんについては言及してくれるな。まだ癒えてません♡

 

そういえば先生から、取った卵巣はちょっとねじれていたと言われました。

あの日痛かったのはやはり卵巣捻転気味だったからか。

 

痛みは身体からの信号。

気からくる痛みもありますけれど、たまには素直に反応すべきと思いました。

 

退院してからはしばらく実家におりまして、せっかく入院中に少し痩せたのにすっかり戻ったばかりか増えました。あまり動かなかったしねぇ。腸閉塞には気をつけねば。

あ、傷口は溶ける糸を使っているので抜糸なしで、テープは剥がれてきたら剥がしてよいとのことでした。腹帯もひと月くらいはしておいたほうがよいとのこと。いま現在、なぜか2枚だけテープは剥がれています。謎の時間差。

抜糸があるかどうかは聞き忘れていたのですが、お見舞いに来てくれた知り合い(外科医)が傷口を見て、「抜糸ないやつだね~よかったね~」と言っていました。見てわかるんだね…さすが外科医。

 

そんなこんなで療養休暇を全力現実逃避に充ててのんびり過ごしていたのですが、先日病理検査の結果を聞きまして。まぁ、別記事にしようかな。

術後1日目【卵巣未熟奇形腫】

アセリオを夜10時くらいに打ってもらってからは、そこそこよく眠りました。夜中に数回起きましたが、左足が動くか確認して(何度目かで急に動くようになった)、フットポンプうるせぇ……酸素マスクで口が乾いて仕方ないわ……を何度も思いながら眠りに落ちる、を繰り返しました。


朝5時頃起床。
覗きにきた看護師さんに、顔がすっきりしたねー!と言われました。あ、そうなんだ。
酸素マスクを取って良いと言ってもらって、飲水許可をもらって、ベッドの角度をあげてひと心地。
傷口を見てもらい、パッドもかえてもらい、足も曲げられるようになったので心持ち楽になった感じです。
採血もすんなり取れました。

しばらくそのままぼーっとして、日勤さん来ないな~と思っていると若いお兄さんが登場。
あらー、若いお兄さんならなるべく早く尿カテ抜いてもらわないとなぁ…とか考える。生理でどばどばに汚れてんの申し訳ないじゃん…。
色々聞かれて足触られて、歩いてみましょう!と早速です。カチカチうるさかったフットポンプをようやく外してもらってゆっくり起き上がって立ち上がるところから。

一度目はちょっと視界が揺れてしまったので休憩しましたが、二度目はわりとすいすい歩けました。お腹にずっしりしたものを抱えている感じではありますが。
これならひとりで大丈夫そうですね~、頑張ってあるいてくださいね! 明日には尿管抜けますからね!と言われ、いや生理なのでもう抜きたいっす、とお願い。
直ちに先生に確認してくれて抜いても良いとお許しをいただきました。

で、抜いたはいいんだけど、血尿です。あらまぁ。
最初のがめちゃくちゃ赤くて衝撃。バッグに溜まっていたのは普通の尿だったので、抜いたことで出血してるみたい。
でも生理中なものですから、生理なのか血尿なのかで揉めるスタッフ。
若いお兄さんは、「生理の血……?」とハテナを浮かべておられました。だよねー。ごめんねー。
今後も採尿するよう言い渡され、まぁ色はだんだん薄くなってはいるんですがまだ赤い気がします。
生理なの? 血尿なの? よくわからぬ。

夜には点滴されていた水分がようやく終わり、お着替えもできました。
で、また寝る。
とにかくよく寝る。

血尿問題は悶々と続きます。

手術当日【卵巣未熟奇形腫】

前日のNEWSの配信が、パフォーマンスではなく3人がけらけら笑いながらゲームに勤しむというたいへん平和な動画でして、大部屋なので笑いを噛み殺しながら楽しく拝見しました。
けいちゃんほんとスタイルいいわ。



夜は案の定ぐっすり寝て、朝5時からトイレ行ったり顔洗ったりしていたら看護師さんに見つかり、早々に浣腸を施行されてしまいました…。
アクアサポートを21時~10時で2本飲まなきゃいけなくて、まずいな…と思いながらがんばって飲む。飲むと看護師さんが褒めてくれます(笑)

手術は午後の予定だったので特にすることもなく、しばらくNEWSの曲を聴きながら待っていました。やっぱりてごちゃんの声を聴くと泣いてしまうけれど、私の背中を押してくれる曲たちであることは紛れもない事実です。いい曲ばかりだし、NEWSが見せてくれた景色がどの曲にも詰まっている。

お昼前くらいに着替えろと言われ、おむつみたいなT字パンツにナプキンをあてました。手術より生理がきていることが心配な私。汚すよね~ごめんなさいね皆さん……
お尻事情ばっかり考えていたら、下のシャツを脱ぎ忘れたまま点滴をさしてもらってしまいまた迷惑をかける。すみません。点滴は、異物が入っている感が苦手です。さっそく補液される。

12:45入室。
手術部位と名前を告げてお部屋へ。麻酔かけた部屋が手術した部屋なのかよくわかんないんですけど、思いの外狭かったなぁ。スタッフさん動きにくくないのかな?

背中から硬膜外麻酔を入れます。
これがけっこういやだった!! 初めの入ってくる感じが気持ち悪くて、え、やだ!とはっきり発言してしまいました。気持ち悪くないですか?と聞かれますけど、違う意味で気持ち悪いです!
口のなかが苦くなけりゃ大丈夫ですよ~、と麻酔科医に宥められながら終える。
そのあとはふつーのマスクの上から吸入麻酔薬の流れてくるマスクをあてられ、マスク取らないのか…と考えているうちに視界がぐらぐらしてきて眠ってしまいました。



で、目覚めたらICU
ここからの一時間くらいはままならない感じでした。

まず、喋れない。挿管されていたのと、乾燥とで声が出ないんですよ。いろいろ聞かれるけど話せないし、なにかあったら言ってくださいと言われても私話せませんけど……と軽い絶望感。

次に、シバリング。上半身がぶるぶる震えてしまって自分ではどうにもならないのがなかなか長いこと続きました。なんだこれは! 痙攣か、てんかんなのか!? 筋肉あんまりないけど痛む!!と考えながら震える。……いや待て、てんかんにしては頭が清明だ、これはもしやシバリングか! これがシバリングか! いたっ!

更に、足の痺れ。
左右とも痺れていて動かせませんでした。右はそれでも立て膝がなんとなくできたのですが、左はまったくだめ。動かせない。足があるのはわかりますが、力を入れても伝わらない感じでした。
この左足が動かないのが夜中まで続きました。不安だったよ! 足動かなくなったら困るぞ、と。
足にはフットポンプがつけられています。弾性ストッキングもはいています。血栓予防のやつね。

ICUでも身バレしていたらしく、ご存知だと思いますが、と前置きされてからepiを説明してくれました。大丈夫ですよ、回収しかしたことないのでさほど知らないです……と脳内で返答して聞く。
中身はアナペインとフェンタニルです。麻酔と麻薬ですね。4mL/hr で流れてきます。痛みの増強時にはフラッシュで3mL流せます。ICUで一度フラッシュしてもらいました。痛いのかよくわからなかったけど。
歩くときつらいので動かせるところは動かした方がいいですよ、とアドバイスをいただいたのですが、それはできなかったなぁ。
がっつり生理だったのででっかいパットを当てるように交換してくれました。すみませんねぇ。

あまり覚えていませんが母曰く、大丈夫?に対して「大丈夫じゃない」ときっぱり答えたそうです。正直が過ぎる。

ICUから出る直前にようやく上半身のシバリングがおさまりました。まじまじと手を見つめて震えないのを確認。筋肉切れるんじゃないかとドキドキしました。左足は動かぬまま。



病室に戻り、バイタルチェック。
ICUでは普通でしたが、ope中から血圧が低かったらしくて。病室では80くらいしかありませんでした。これにより、epiのフラッシュしたいなぁと言ってもなかなか許可されず(笑)

母が来てくれましたが喋るのがつらいのであまりなにもできず。すまんな。しかしコヤシゲ表紙のTVガイドalphaを引き取ってもらうため、番号の入ったメールを転送するのは忘れませんでした。どこまでもオタク。コヤシゲ表紙だよ! 最重要と言っても過言ではないわ。

母には事前に、取った卵巣の写真を撮っておいてと頼んでいたので見せてくれましたが、ぼんやりしていてよくわからず。なんかでかい。鶏肉みたい。こんなの入ってたなんて…と母がひとりでぞわぞわしてました。

相変わらず左足は動かず、フットポンプはとても煩く、うとうとするけど起きちゃうのを何度も繰り返し、全然時間が経ちませんでした。この眠れないあたりがとてもきつかった。まだ17時、まだ17時半、まだ18時……
一度お許しをもらってepiのフラッシュをして、うがいをさせてもらって。
やはり血圧が低いのでepiはあんまり使えないから寝る前に別の痛み止めを使いましょうと提案され、じりじりと消灯時間を待つ。

尿カテが入っているのは知っていましたが、まったく尿意がなく出ている感じもなく、私尿出てるの?がわりと不安でした。
まぁでも看護師さんが見て頷いてるし、時々回収してくれるので出ているらしい。不思議だ…。私の尿意どこいったの。尿カテ取ったとき、尿意わかるのかな?と新たな不安の勃発です。

左足を動かしてみたりしつつ、ようやく22時前になったのでナースコールをおして痛み止めを繋いでもらいました。アセリオですね。ついでに微熱も下げてくれそうでありがたい。
パットも交換してもらって、薬が効いてくるのを待ちました。

そこからはなんとなく眠りました。
普段からかなり眠り姫なのでそれはラッキーだったかも。途中で2度くらい起きましたけど、ちゃんと眠れました。
吐き気がなかったのはありがたかったなぁ。

夜中には左足の痺れもひいてきて、立て膝できるようになりました。おかえり私の左足!!



うとうとするけど眠れず、を5分間隔くらいで繰り返していたとき、必ず医療現場にいる夢を見ていていやでした。で、自分が生きているか心配になって起きる。どうせならコンサートとか演劇とか、好きなものの夢見せてくれればいいのにさ。

手術前日【卵巣未熟奇形腫】

はー、おなかいたい。

来ないだろうと思っていた生理がなぜか来たので、手術だっつーのに余計な大出血よ。なんでじゃ!!

今日は朝は五分粥、昼は流動食(具のないコンソメスープとカルピスとりんごジュース)、夜はごはんなし。21時以降は経口補水液が出るらしい。
朝から下剤(マグコロール)(まずい)(しょっぱすぎる梅の水)(まずい)を飲み、反応がなかなかなく困ったなぁと思っておりましたが午後になったらトイレに居座りぎみでした。つかれた。まだいたい。
お腹のなかを空っぽにする処置をどこまでやるかってのは議論の続くところかと思いますが、よくある感じかなぁ。
麻酔下での誤嚥性肺炎の予防と術野汚染防止ですかねー。腸は切られない予定なので。
お臍のお掃除は、臍を一瞥され「しなくて大丈夫そうだな~」と言われました。へぇ。

今夜の浣腸はスキップすることに成功したので、あとは明日の朝までのんびりします。
生理に伴う貧血に襲われそうでぐったりしていましたけど、ごくせん潤くん見てたら元気になってきました。自担は偉大ですね。

ところで17時からNEWSの配信があります。
STORY SHOW ですからね…。STORYの曲もぜんぶ、4人の声だから。どう感じるか少々不安ではありますが、NEWSのパフォーマンスは私にとっては活力なので楽しみな気持ちも大きいです。
けいちゃんにときめきまくって自己修復力を上げておきます。